2018/05/23|命日多忙の日

昨日、病院に行くと、あまりにも苦しそうで、いつも通り「きたよー」とか声をかけることもできずに帰ったわけです。
帰りがけ、LINEでアニィさん(兄)とデコッパチ(妹)に、おとんの近況を流す。
もうやばいかもと付け足して。

そして今日の朝。
昨日の夜中になにも連絡が来なかったのでほっとしていたのだが、朝の10時ちょうどくらいに、おかんから電話が入り、おとんが亡くなったとの知らせ。
そのまま忌引きになる旨をリーダーさんに伝え、病院に行く。

病院に行くと、なんか病室でちょうど遺体の色々作業中だった。
あれ?って思い、「あのー母はどちらへー?」と間抜けな質問すると、どうやら霊安室に行っているとのこと。
連れて行ってもらい、地下のエレベータ降りてすぐ脇の防火扉っぽいのを開けると、霊安室があることに驚きが隠せない。
しかも畳。
ナニソレー。
こんな場所あったんだ。この病院。

おかんとデコッパチさん(妹)と妹の旦那さんがいる。
デコッパチさん(妹)は、なんか嫌な予感がして朝一から来ていたんだそうな。
相変わらず勘が鋭い。

しばらく話をしていると、おとんが運ばれてくる。
顔を見てやってくださいと言われ、ああ荼毘に付したのだなと実感が。
随分きれいにしてもらって、さわるとなんとまだ温かい。
もう全員号泣。

その割とすぐ後、葬儀会社の人がくる。
おかんが知り合いツテで予め聞いておいてたそうな。
今後の予定を軽く打ち合わせる。というのも、金曜が友引で火葬場が休みなのだ。
今水曜で、通常なら、木曜に通夜、金曜に告別式、という流れだが、それができない。
そこで提案が2つ。
・家に連れて帰り、金曜通夜、土曜告別式という案。
・通夜を簡略し、1日葬として明日(木曜)告別式という案。
イチニチソウ??ってなったが、近年多い形式らしい。
マンションの作りの都合上、家に連れて帰るのは不可能なので、1日葬となりました。

荷物を全て引き上げて、おとんを乗せた車におかんとオラが乗り、そのまま斎場へゴー。
もう斎場押さえてるとか、すげえ有能な人だ。これが普通なのかしら。
白石の斎場に着き、息つく暇もあまりなく、詳細をつめていく。

香典返し決めたりとか、段取りとか、あと死亡届も出してくれる。
新聞に告知打つかとかもあるそうな。
つうか、葬儀会社の人、こんなに色々やってくれるんだなぁ。
そりゃ結構な金とるわ。納得するわ。
ただ、寺に電話とかはこちらでやらなきゃならないらしい。

で、おかんが寺に連絡して、事情を説明して、明日の10時に来てくれることに。
一番盛り上がったのは香典返し決めですな。
今の流行は醤油だそうな。
今までは海苔が主流だったのだが、海苔を食べない人たちも増えたそうで、日本人なら必ず使うものといえばなにかというと、醤油であると。
もう香典返しカタログがすげえなと。かなり見入ってしまった。
おかんの意向を反映し、醤油と海苔のセットとなった。

で、ゆかんの儀というやつをやるそうで。
なんぞそれって思っていたら、アレです。おくりびとのアレですね。
「湯灌(ゆかん)の儀」って書くというのは、ぐぐって知った。
結構葬儀には立ち会っていたつもりですが、これは初めてでした。
すごいですね。手際がすごい。なんかもうメチャクチャ見入ってたわ。
髭剃ったりなんだりで、ずいぶんきれいにしてもらって、お棺に収まった。
これちょっと感動しますね。
是非やってもらったほうが良いと思うの。

で、一度自宅へ戻り、荷物を片付けることに。
戻りがてらなか卯でテイクアウトして、遅い昼飯を実家で食べる。
オラは猫のメシやりがあるので、このまま帰り、明日の朝に来ると言ったのだが、おかんはもうパニックになっていて、オラは喪服に着替えて夜の食事にも参加すると思い込んでいて、そこで口論になり、結局一度自宅に戻り、着替えてからまた斎場に行くという流れになった。
なんだかもう、こんな時にケンカしたくないんだが。

帰ったら、もうすでに16時を回っていて、早いけど17時に猫どもにメチをやり、着替えてからまた斎場へ。
もうめんどくさいので地下鉄降りたらタクシーですよ。ワンメータくらいだし。

到着すると、おとんの50年来の親友2人も来ていた。
妹夫婦と甥っ子も。

さて食事かなーと思ったら、予期せぬ住職到着!
あれ??明日では???とか思ったが、住職の好意で仮通夜してくれることになったのだ。
ほえー。
あれよあれよと仮通夜となり、長いお経唱えて、途中焼香あり、長い説法があり。
うん。長い。
思い出した。この人じいちゃんの時の長い坊さんだ。
辛抱だ。辛抱しなければ。
終わるころには、ホカホカ弁当も冷たくなり、ビールの泡もなくなっておりました。
うん。
きちんと葬儀という形にはなってありがたいのだが、ビールがぬるくなったのは、ちょっと。ええ。ご立腹です。
まったくもうと、ブツクサ言いながら食事再開。
20時過ぎくらいまではそこにいて、妹夫婦の車に便乗して帰りましたわ。

なんだかえらくぐったりした。
アレよな。悲しいのと忙しいのが交互に来る感じ。
一気に駆け抜けた1日だった。

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